苗床

菌床じゃないよ

週間日記(2023/11/06-11/12)

 

2023/11/06 Mon.

 一番近い耳鼻科に電話を入れて、午後にコロナの検査を受けた。結果は陰性だった!検査の後に診察を受け、「鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、咳、喉の痛み、微熱、頭がぼんやりする、耳が詰まって聞こえにくい、朝起きてもちゃんと眠ったような気がしない」といった症状を先生が淡々と羅列し、それらは全てアレルギー性鼻炎からの蓄膿症によるものだと教えてくれた。親や自分が重症化したらどうしよう、高齢の祖母に移していたらどうしようと心配していたので、コロナでも感染するものでもないと分かって心からほっとした。良かった。

 

2023/11/07 Tue.

 精神科へ行ってソーシャルワーカーさんに会い、障害年金の申請に要る書類の記入内容を確認してもらった。患者自身が発病から現在までの経過を細かく書かないといけないらしい「病歴・就労状況等申立書」は、自分が今まで書き溜めてきた日記・手帳・メモ・Twitter・ブログ・四コマ漫画等の記録を総動員して参考にした渾身の出来で、ワーカーさんには「ばっちりです」と一発OKをもらえた。別にそんなに気合を入れて書くものでもないと思うけど、自分のことについて文章を書くのは好きだし散々やってきたことなので(この「週間日記」でも毎日のようにやっている)、「良い物(?)を書きたい」という己のこだわり以外は特に苦ではなかった。むしろちょっと楽しかった気すらする。

 主治医の先生に書いてもらった診断書も受け取った。初診から一年半経過した時のものと、現在のものとがあり、この2枚の用紙に16500円かかった。私の初診となると文学部にいた大学時代の心療内科が初めての受診になるものの、そこで診断書を頼むとなると手間やらお金やらまた余計にかかってややこしいので、新卒で入った会社を半年で辞めて地元に逃げ帰ってきてから現在の精神科に通院を始めたタイミングを書類の上では初診とすることになった。私の主な(?)病名は「社交不安障害(社交不安症、社会不安障害)」であるらしいけど、それでは障害年金の申請が通りにくいらしく、憂鬱な気分が続いているということで診断書には「うつ病」と書かれていた。以前に精神障害者保健福祉手帳を申請した際の診断書には、うつ病ではなく「気分変調症」とあったけど、その病名では手帳は通っても年金には厳しいらしい。「今回は事情によりうつ病と書いたけど、実際はうつ病ではないんですよね?」と訊きたい気持ちが強くあったものの、尋ねる勇気がなかったのでよく分からないままにしている。統合失調症や双極性障害のような全く異なる症状を書いたという訳ではないし、心や精神の病となると明確な数値や特定の症状で病名をきっぱり断定できるものではないだろうし、やはり一患者にはよく分からないので、精神医学のプロにおまかせして良いようにしてもらうしかない。こんなに生活や仕事が制限されて死にたくなるほど苦しい思いをする羽目になる場合もある病気でも、年金は必要ないと見做されてしまうんだなあと複雑な思いだ。

 必要な書類がほとんど揃ったので、後は指定のサイズに印刷し直して市役所に提出できる。障害年金がもらえるかどうかが決まるまでは、4ヶ月ほどかかるらしい。もらえたら家計を圧迫する罪悪感が少し薄れて気が楽になりそうだけど、もらえなかったら、福祉的な援助は必要ないものと行政に見放された気がして少なからずショックはあるだろうな。

 夜、父が段ボール箱いっぱいのみかんをもらってきたので、せっかくだからといくつか絞って果汁100%みかんジュースを作った。甘さも酸味もちょうど良く、ごくごく飲むのはためらわれるくらい贅沢で濃厚だった。こんなにおいしいみかんを食べたら、普段買うレベルのお手頃価格のみかんに戻れなくなるかもしれない。

 

2023/11/08 Wed.

 久し振りに庭仕事をした。ほったらかしていた畑の草取りをし、畑の何も植わっていない部分を平鍬で耕し、伸び放題のレモングラスを根元から刈り取り、いちごやみょうがの枯れた葉を取り除き、ボイセンベリーの伸びた蔓を支柱に巻き付け、カモミールとリーフレタスの種をまき、畑にも鉢植えにも適当に肥料をまいて、根詰まりしていそうな鉢を4鉢ほど植え替えた。3時間も作業していたので、へとへとに疲れたし、腰痛になりそうな雰囲気もあったけど、満足感がすごかった。やっぱり外に出て日光を浴び、土や草に触るのは心身の健康に良いんだろうなとしみじみ思わされる。日差しで体調を悪くしたり、植物で肌がかぶれたりと体質に合わない人ももちろんいるだろうけど、私にとっては多分何よりの健康法なんだろうと思う。健康云々を抜きにしても、趣味としてものすごく楽しい。

 

2023/11/09 Thu.

 今日も庭仕事をした。畑に植えているさつまいもがそろそろ収穫できると思い、近所に住む祖母と一緒に芋掘りをした。5月頃に植えた安納芋で、掘ってみると予想以上に大きな芋がごろごろ出てきた。小学生の頃に同じこの畑にさつまいもの苗を植えた覚えがあるけど、当時は園芸に関する知識も乏しかったうえ、畑の土も粘土質で栄養の乏しいおよそ植物の栽培に不向きな土だったので、指ほどの細さの芋とも呼べないような根っこが数本採れたきりだった。それから約20年、園芸の知識も技術も趣味の範囲で蓄積を続け、しかも水害により畑の土が以前とは比べ物にならないほど改善され、ようやく芋掘りらしい芋掘りをするに至った(3年前の水害の際、山から土砂として流れ込んできた大量の腐葉土のおかげで、浸水して泥が堆積した土地の土は栄養の多いものになったらしいという話が町内でもてはやされていた。実際、水害直後の年のさざんかやさるすべりは、例年にない咲き誇りっぷりだったし、我が家の畑にはみみずがほとんどいなかったのに、今日はおびただしい数がのたうち回っていた)。収穫した芋は皮が薄い茶色や薄紫色をしていて、これがいかにもさつまいもらしい鮮やかな赤紫色だったなら掘っていてもっとテンションが上がったのかもしれないけど、まあこれはこれで十分楽しかったので良いか。祖母も「大農場の収穫」だと軽口を叩きつつ、勝手口の窓越しに2匹のネコ達に話しかけながら芋堀りを楽しんでくれていたようで、それも良かった。収穫したさつまいもはしばらく(2週間とも2ヶ月とも聞く)寝かせておくと甘みが増しておいしくなるらしいので、当分の間はウッドデッキに並べて放っておこうと思う。食べるのが楽しみだなあ!

 

2023/11/10 Fri.

 ノートパソコンの中にあるファイルの整理をした。Microsoft OneDriveに無料で保存できる量を超えてしまい、なんとか5GB以下に抑えられないか頑張ってみたけど、結局諦めて有料プランに課金した。

 私がパソコンと格闘している間にとらちゃんがやってきて、構え構えとすり寄って来るのでひとしきり撫でたり、顔周りを掻いてやったりした。すると床に座った私の膝の上にとらちゃんが乗って、喉をごろごろ鳴らしながら5分程くつろいで過ごしてくれた。子ネコの頃と違い現在のとらちゃんが人間の膝に乗ってくれることは非常にレアなので、とても光栄だし嬉しかった。

 夜は外にごはんを食べに出かけた。テレビに出たこともあって地元では有名だけど行ったことのなかった店で、地域の食材を使った郷土料理を出しているそう。地元の人間なのに地元の郷土料理をお店で食べているのはちょっと不思議な気がしたけど、家で普段食べる味とはまた少し違っておいしかった。店内にあるテレビから、ちょうど放送されていた「岩合光昭の世界ネコ歩き」の音声が聞こえてくるのが、個人的にはとても好感度が上がるポイントだった。

 

2023/11/11 Sat.

 勉強机周りがなんとなく雑然としてきた気がしたので、気合を入れて片付けた。いらない書類やがらくたを捨て、文房具やら雑貨やらを引き出しの中にきっちり整理し、高さや幅、ジャンルを揃えて教科書やらノートやらを並べ直した。納得のいく片付けができてとても満足したし、机周りがすっきりしてとても気分が良い。これに気を良くしたので、本棚という強敵も年内に整理整頓できたらなと思っている。

 午後は、みかんのグラタンというお菓子を作った。作るのも食べるのも初めてなレシピだけど、焼き上がったものを食べてみるとなかなかおいしかった。表面に散らしたさくさくの甘いクランブルと、ヨーグルトの酸味でさっぱりした生地、熱々でジューシーなみかんの組み合わせは新鮮だった。初めて作るお菓子がうまくいくとやっぱり嬉しい。

 

2023/11/12 Sun.

 今日もとらちゃんが私の膝に乗ってくれた。人見知りが激しく警戒心の強いとらちゃんが、私に対して遠慮なくぐいぐい甘えてきてくれるのがむしょうに嬉しい。

 大量のみかんを傷む前に食べてしまいたいので、今日はみかんのムースを作ってみた。思ったより砂糖の量が多く、ただでさえ甘いみかんなのに甘すぎるものになりやしないか心配だったけど、完成したのを食べてみるとちょうど良い甘酸っぱさでおいしかった。レモン果汁が入っているのでそれで良い感じになったらしい。ムースに使わなかった残りのホイップクリームをお皿に盛ってコーヒーと一緒におやつに食べようと思ったものの、ムース用に砂糖を加えずに泡立てていたのを忘れていて、全く甘さのないクリームをひとくち食べてぎょっとした。砂糖を入れて泡立て直そうにもハンドミキサーをまた引っ張り出すのは面倒だからと、グラニュー糖を溶かしたコーヒーにホイップクリームを混ぜて飲んだ。甘い食べ物と甘くないコーヒーの組み合わせには敵わないけど、たまには甘いコーヒーもおいしい。